「どうしたのだ？その鳥」



「シオン様の愛鳥だ。
　オリンピック開会式に御臨席される故、私がお預かりした」
「出来るのか？鳥の世話など」
「２日間だけだ。実は お前に見せたくて…」



『 コンニチハ　コンニチハ 』
「喋れるのか」
「凄いだろう。名前は――」
『 Pチャン！　Pチャン！ 』



「賢いな。だがもう夜遅い。そろそろ休ませてやろう」



「そうだな」



「おやすみ Ｐちゃん」
『 オヤスミ　Pチャン！ 』



「朝になれば早速――」
「イジメるなよ」



「誰が！ 上司のペットは上司も同然！！」
「それは違うと思う」







「……」



『―――』 『―――』

　　　　　　　　★☆★☆★☆★☆★☆ 翌朝 ☆★☆★☆★☆★☆★



『 ヨウカイジジイ！　ヨウカイジジイ！ 』
「！！！！！」