「慰問か？」



「ああ。だがその前に 言いたい事があって…」



「何だ？」



「私にもしもの事があった時は 双子座を継いで欲しい」



「……え？」



「ど、何処に行くのだ？」
「魔窟だ」



「生きて帰れたとしても、変わり果てた姿になっているだろう。
　双子座は お前に託す」



「サ……」

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「ただいま」





（よほどの強敵と 闘ったのだな。虫の息だ）