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<おでかけ>


乾徳山 恵林寺

晩夏の山梨へ



「ここは 戦国武将・武田信玄の菩提寺なのだ」



「しかし 暑いなー」



「愚痴るな。『心頭滅却すれば 火もまた涼し』



「何だ?」



「心の持ち方ひとつでいかなる苦難も凌げるという 快川禅師の教えだ。
 信長勢に焼き討ちされた際の 遺偈とされている。つまり――」
「自分に幻朧拳をかけた訳だな!」



(日本の僧侶 恐るべし…)



「では本堂を拝観しよう。解らない事は 何でも聞くが良い」



「これは どういう意味だ?」



「つまりだな… その……」
「解らないなら正直に言え」



「信玄公は 敵に 『甲斐の虎』 と恐れられた一方、
 とても 郷土を愛した人物であったと言われている」



「静かでいい寺だった」
「あと、立ち寄りたい所があるのだが…」



「山梨と言えば」
「これだな」
         前ページ 次ページ   2012.9.9