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<88の質問>
星の王子さま ミュージアム
『ネタバレ』
あります
未読の方 注意!
「金色の草原を見ると 『星の王子さま』 を思い出すな」
「誰だ?」
「知らないのか?」
「彼だ」
「?」
「――小さな星で 1輪の薔薇と暮らしていた王子さまは、
ある日疲れて一人で旅に出る。」
「彼は星を廻って 色々な人に会った後
地球に降り立ち 語り部である 『ぼく』 と出会う――」
「第二次世界大戦中 書かれた物語だ」
「この町並みは 当時のフランスをイメージしたものだな」
「――孤独だった二人は意気投合し 語り合う――」
「『星が美しいのは 目に見えない花が一つあるから』
」
「『砂漠が美しいのは どこかに井戸を隠しているから』」
「『人間が美しいのは 心の中に大切なものを持っているから』
…そうなのか?」
「かもな」
「では 資料館に入ろうか」
「作者はサン=テグジュペリ。
飛行士でありながら作家活動し 挿絵も自分で描いた」
「レプリカか」
「『肝心な事は 目に見えない』 のだ。心で見ろ」
「子供時代 作者が過ごした礼拝堂を再現した建物だ」
「王子さまは最後 どうなった?」
「ヘビの力を借り 肉体を放棄して、魂だけで薔薇の待つ星に帰った」
「サン=テグジュペリは?」
「本の出版後 飛行機で消息を絶った。
王子さまを追い 星に飛んで行ってしまったのかも知れんな」
「……読んでみたくなった」
「帰ったら貸してやろう。家まで無事 辿り着けたら、な」
2015.10.26