ダメージ
それぞれの価値観 |
「……」
「どうした?元気が無いようだが」
「…財布落とした」
「新しいのを買ってやろう」
「大切にしていた財布だったのだ!」
「それなのに 鱗衣と違って呼んでも戻って来ない…」
「金も結構入っていたのに」
「幾らだ?」
「€○○○」
「大した金額ではないだろう」
「お前には価値が判らないのだ。€○○○有れば
最高級レストランで 一流シェフによる食事だって――」
「やはりたいした金額では無いな。
お前の作る料理の方が 遥かに美味い」
「よし」
「今夜は鍋だ。本場仕込みの匠の術で 極上の海鮮鍋を!!」
「手伝おう」
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