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<おでかけ>


松山城

歴史ロマンに触れる



「今日は 松山城の見学だ」



「この城は美しいだけでなく、軍事面 特に防御力の高い名城として知られている」
「それは興味深い。何か戦略的なヒントがあるかも知れん」



「まるで迷路だ」



「敵の侵入時、出来るだけ長い距離を進ませ 背後や側面から攻撃する構造か」
「何処から仕掛けて来るか分からない緊迫感があるな」



「しかし こう複雑に入り組んでいては 色々不便ではないか? 物資の搬入とか」
「通常は 近道を使うのだ。雑兵しか知らない抜け道があるのだろう」



「……あるのか? 聖域にも」
「秘密だ」



「この出窓はよく見かけるな」



「『石落とし だ。よじ登ってくる敵に石をぶつける。糞尿をかけたという説もあるぞ」
「戦意を削ぐ、という意味では有効だと思うが……
 攻撃側も アテナエクスクラメーション並みに葛藤しそうだ」



「ようやく見えてきた。奥の大きな建物が天守閣」



「石垣以外は木造なのか。強度に問題は?」



「落雷や空襲 放火などで度々焼失している。近年になって復元されたらしい」



「戦闘以外での破壊はせつないな。聖域のように 石材で築城すれば良いのに」
「この地は火成岩が主流だからだろう。
 ギリシャのように整形しやすい堆積岩が少ないのだ」




「天守閣に登ろう」
「堅牢な門だな。最後の砦、という訳か」



「町が一望出来る。当時の城主はこの景色に 何を想ったのだろうな」
「世の平和を祈ったに違いない。ここはそういう場所だ」
         前ページ 次ページ   2013.7.2