玉造温泉
日本最古の温泉へ |
「着替えたら 散歩に行こう」
「一風呂浴びたいのだが…」
「後にしろ」
「川沿いに 遊歩道があるのだな」
「あれは何だ?」
「『幸せ青瑪瑙』 中央の石に触れると 幸せになれるらしい」
「魚の群れが…」
「鯉だな」
「良縁を願いつつ川に餌を投げれば 恋(鯉)が近づいて来るとか」
「成る程」
「詳しいな」
「有名な 縁結びスポットだ」
「ちなみにこの橋は 『恋叶橋』と呼ばれている。
ここで撮った写真に神社の鳥居が写っていると 恋が叶うらしい」
(そうか カノンも年頃だからな… )
「玉作湯神社だ」
「お参りしよう」
「これで良し!」
「もう心配は要らないぞ。兄さんしっかりお願いしておいたから」
「何を?」
「さ、宿に戻ろう」
「良い湯だった」
「此処の温泉は 神の湯と呼ばれているらしい。
『一度入浴すれば肌が若返り 二度入浴すればどんな病も治る』 そうだ」
「!」
「……もう一度 浸かってこい」
「心配してくれるのは嬉しいが 私は心身共に健康――」
「いいから行け! 」
「でも…」
「駆け足!!」
★☆★☆★☆★☆ おまけ ☆★☆★☆★☆★
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